今回は血液に含まれる主な成分はこんな働きについて紹介したいと思います(^◇^)
体内を循環する血液は体重の約8%を占め、くまなく張り巡らせた血管網によって全身に送られます。
○血液は「血漿」と「血球」に分けられる
血液を採取して放置しておくと、上下2つの層に分かれます。上の層に集まる黄色がかった上澄み液を「血漿」または「血清」と呼び、下の赤く固まった層を「血球」と呼びます。
○各組織に酸素と栄養素を運ぶ運搬機能
血液の主な働きは、各組織に栄養と酸素を送り届けることと、老廃物を腎臓で捨てて静脈を通って肺から二酸化炭素を排出することです。その役目を果たすのが、「赤血球」です。
さらに、血液は生命の維持に欠かせないホルモンを細胞に送り届け、正常な体の機能を保つ手助けをします。
○細菌や異物を食べて病気を防ぐ生体防御機能
「白血球」などの血球細胞は、体にとって不都合な働きをする異物や病原体と戦い、変成した細胞や感染した細胞を識別して攻撃し、病気から体を守ります。
○血液を凝固させて出血を止める止血機能
血液は正常な場合は血管内をスムーズに流れていますが、出血などの異常が起こると血管を収縮させて血液量を減らし、「血小板」や凝固因子の凝固作用によって血液を固めて止血します。
○体温を保つ体温調節機能やpHコントロール機能
血液はたえず体内を循環することにより、体温をつねに36.5℃前後に保っています。
また、体内の細胞の酸性度は、いつも一定範囲内での変動に保たれています。
今回は「ピーマンとパプリカ!栄養素の違い」を紹介したいと思います!
ピーマンとパプリカは、分類上、実は「かなり近い野菜」になります。
ピーマンは、「ナス目ナス科トウガラシ属トウガラシ種ピーマン」という分類です。
トウガラシから辛味を抜き、未熟な状態で独特の苦味と香りを味わうために改良されたものです。
パプリカは、「ナス目ナス科トウガラシ属トウガラシ種パプリカ」という分類です。
トウガラシから辛味を抜き、生でも食べられるように肉厚で甘みがあるよう改良されたものです。
「トウガラシ属」という事からもわかる通り、元々はトウガラシを品種改良したもの。
そう言われてみると、ピーマンとパプリカの外見はトウガラシに似ている部分がありますね。
ピーマンとパプリカは見た目だけでなく、栄養素の面でもかなり似ています。
主に含まれる栄養素はビタミンA、ビタミンC、ビタミンEで、
特にビタミンCはレモン以上に多く含まれています。
また各ビタミンの含有量は、ピーマンよりパプリカのほうが優れており、
パプリカには、ビタミンAやビタミンCがピーマンの約2倍、ビタミンEはなんとピーマンの約5倍も含まれています。
とはいえ、ピーマンにも、健康面でパプリカに負けない効能があります。
それは独特の香りに含まれている、ピラジンという成分にあります。
ピラジンには血液をサラサラにする効果があり、血液が固まってできる血栓を防ぎやすくなります。
そのために脳梗塞や心筋梗塞の改善に効果があり、血圧を下げる効果も期待できます。
ピーマンよりもビタミン類が豊富なパプリカですが、実は色によって栄養面で違いがあります。
赤いパプリカのあの赤は、トウガラシにも含まれているカプサイシンによるものです。
トウガラシと違って辛くはありませんが、発汗作用はトウガラシと同様にしっかり働きます。
またカプサイシンには抗酸化作用もあり、コレステロールの低下に強く働きかける効果もあります。
一方の黄色いパプリカには、赤パプリカよりも更に多くのビタミンCが含まれています。
その上お肌をイキイキさせるルテインが、この中では一番多く含まれています。
なので黄色いパプリカは、美白効果と美肌効果が一番期待が持てますね。