高血圧の人はこんな病気にかかりやすい
強い圧力がかかり血管に障害が起きる
高血圧は、血管につねに高い圧力がかかっていることを意味します。
高血圧の状態が続いてると、血管は圧力に抗しながら拡張・収縮を繰り返さなくてはならず、大変なストレスを強いられます。特に動脈硬化などがあると、血管は高い圧力にたえきれず、詰まったり破れたりします。高血圧がこわいのは、このような血管障害が、脳や心臓、腎臓など重要な臓器に深刻な事態をもたらすからです。
脳血管が害されるとこんな病気が起こりやすい
細い動脈の多い脳は、高血圧による血管障害を起こしやすくなります。
○脳出血・・・・・脳内の細動脈に動脈硬化が起こると、高い圧力にたえきれず、血管が破れ て出血を起こします。
○脳梗塞・・・・・主にコレステロールが原因のアテローム硬化により、脳の動脈の内腔が細 くなって、そこに血栓が詰まる病気です。
○クモ膜下出血・・・・・脳動脈になんらかの原因でこぶができ、そこに高血圧の圧力が加わ ると、こぶが破れて出血を起こします。
今回は血管の病気と働きについて書いていきたいと思います(∩´∀`)∩
【血管は血液を運んだり回収するパイプ役を果たしている】
肺で酸素を補給した血液は、心臓から送る出され、動脈というパイプを通じて
全身の組織に送られます!
健康な動脈はゴムのように弾力性があります!
心臓から強い圧力で押し出される血液は、心臓から送りだされ
動脈というパイプを通じて全身の組織に送り出されます(∩´∀`)∩
健康な動脈はゴムのように弾力性があります!
心臓から強い圧力で押し出される血液は、動脈の収縮・拡張によぅて血液となって
末梢まで流れます!
血管壁は、内側から「内膜」「中膜」「外膜」の三層でできています!
中膜は平滑筋や弾性繊維など弾力性の高い組織でできており、心臓に近い太い動脈ほど中膜が厚く
発達しています(●´ω`●)
一方、心臓に血液を戻す静脈は中膜が薄くなっています!
<血管造影検査>
血管造影検査とは、動脈あるいは静脈にカテーテルと呼ばれる細い管をいれて造影剤を注入して、血管をX線によって映し出す検査です☆
検査は大腿部、あるいは肘部などの血管に針を刺し、この針からカテーテルを差し込んで行います。
脳や心臓などの血管病変やがんの診断のために行う精密検査の一つで、一般には入院をして行います♪
この検査でわかることは、大動脈解離、血栓の有無や血管の狭窄などの異常がわかります。
異常の現われ方は、造影剤を注入すると血管内をまたたく間に流れ、鮮明な画像としてX線写真に映し出され、血管に閉塞があると、そこから先は造影剤が行き渡らX線写真に映りません。
この検査では、血管病変の診断の他に、施術を行う事もあります!!
動脈硬化による狭窄病変では、カテーテルを通して血栓傭血溶解剤を注入したり、狭窄を広げる処置をしたりすることがあります。
がんの場合は、抗がん剤の注入が行なわれます。