上部消化管X線バリウム検査とは
造影剤のバリウム液を口から飲んで、食道から胃、十二指腸までをX線モニターに消化管の形や内腔を映し出します。
この検査でわかること
胃や食道、十二指腸の表面にバリウム液が薄く付着することにより、X線写真で表面の凸凹の変化が白黒の濃淡となって映ります。これにより、食道、胃、十二指腸のポリープ、潰瘍やがんなどが発見できます。
異常はこんな形で現れる
正常な場合は全体が均一に白い映像として描かれます。粘膜面に凹凸があるとバリウムの「抜け」や「たまり」として現れ、潰瘍は「くぼみ」として現れます。がんは「くぼみ」や「盛り上がった画像」として映ります。
関連検査
ピロリ菌
精密検査が必要な場合
検査で上部消化管の潰瘍やがnなどが疑われた場合は、上部消化管内視鏡検査を行います。
ドクターからのアドバイス
検査当日は胃を空にしておく必要があり、原則的には前日の夜9時以降は飲食を避けます。検査終了後は、下剤を服用し、水分を多くとって、バリウムが腸に残らないようにします。
バリウムは、検査後1~2日以内に白いベンとなります。