今回はテニス肘について紹介したいと思います(^-^)
<症状>
テニスでスマッシュを打ったときなどに感じる、肘から手首に抜ける痛みをテニス肘といいます。このような症状の多くは、肘の関節を含む筋肉に炎症が起きている場合に見られます。これは、専門的には上腕骨外側上果炎といわれ、テニスによる腕の運動に限らず、手をひねったり、重い荷物をもったときなどにも、同様の症状がみられることがあります。
<施術のポイント>
患部の安静と肘の温湿布が効果的です。使い捨てカイロを布でくるんで巻いたり、蒸しタオルを使用してもよいでしょう。
痛みが肘寄りにあれば手の三里、曲池を、手首寄りにあれば神門、温るなどのツボを刺激しましょう。指圧、お灸、いずれも効果がありますが、最近では専門医のもとで電気刺激(パルス通電)をよういる施術もおこなわれています。
<施術のすすめ方>
○曲池
痛みがひどく、しびれのある場合はお灸をすえるとよい
<位置>
肘の曲がり目の親指側のくぼみ
<施術>
肘をしっかりつかむようにして親指をツボの位置にあてる。親指の関節を曲げて力をこめて指圧すると効果的。痛みがひどく、しびれがある場合はお灸をするとよく効く。腕全体を軽くもんで筋肉の緊張をほぐすとさらによい。
○手の三里
数秒間の指圧を3~4回くり返すとひじの痛みによく効く
<位置>
前腕の親指側で、ひじの曲がり目から手先に向かって指幅2本分ほど離れたところ。
<施術>
親指の先がお客の皮膚に軽く沈むぐらいに力をこめて押す。とくに、ひじの周囲に痛みが集中している場合に用いると効果的です。
○神門
手首寄りの部分に縫える痛みをしずめる
<位置>
手首の関節の手のひら側で、小指寄りの端
<施術>
親指で強めの刺激を加える。肘の周辺よりも手首寄りのほうに痛みが抜ける場合に用いるとよい。お灸も効果的。温瑠・陽池なども同様に刺激するようです。