今回は、心身症について紹介したいと思います(^-^)
<症状>
心理的・精神的要因が強く関係している体の症状を心身症といいます。つまり、心の悩みや不安感、精神的疲労、ストレスなどが原因となって体の異常を引き起こすというわけです。腹痛、食欲不振、下痢、便秘、頭痛、頭重、息苦しさ、動悸、脱毛など、症状のあらわれ方は実にさまざまです。
<施術のポイント>
ツボ療法ではかく症状をやわらげるとともに心身を丈夫にするよう努めます。
循環器系の症状の暖和には背中の心ゆ、胸のだん中、みぞおちの巨けつ、頭の百会、手の神門を中心にした施術を、呼吸器系の症状には背中の肺ゆ、胸の上方の中府、手の孔最を中心にした施術をおkないます。また、食欲不振や下痢、便秘がある場合は、背中の脾ゆ、胃ゆ、腹部の中かん、足の三里などの各ツボを中心に施術します。
<施術のすすめ方>
○肺ゆ
呼吸器系の症状をやわらげ息切れ・胸苦しさに効果的です。
<位置>
肩甲骨の内側で、背骨をはさんだ両側のあたり
<施術>
施術者はうつぶせに寝たお客の背中に両手のひらをつき、左右のツボを同時にやや力をこめて押す。これは、心身の緊張をほぐし、呼吸困難・胸苦しさがある場合に用いると効果的です。
○心ゆ
腹部の中心線上で、みぞおちとおへその中間あたり
<位置>
肩甲骨の内側で、背骨をはさんだ両側のあたり
<施術>
施術者はうつ伏せに寝たお客の背中に両手のひらをつき、左右のツボを同時にやや力をこめて押す。循環器系の機能を整えるのに有効なツボで、心身症のうちでは、動悸や胸が締め付けられるような場合によういるとよい。
○中かん
消化機能を整えて、食欲不振に効果をあらわす
<位置>
消化機能を整えるのに大切なツボ。施術者は、仰向けに寝たお客が息を吐くのに合わせて両手を重ねる。お客が息を吐くのに合わせて軽く押さえる。続けて腹部マッサージへとなめらかに移る。心身症のうちでは、食欲不振や胃腸の症状がある場合によういるとよい。