今回は、母乳が出にくいについて紹介したいと思います(^-^)
<症状>
出産後2~3日たつと母乳の分泌が始まります。しかし、十分に母乳が分泌されていても、乳管などがなんらかの原因でつまっていたりすると、母乳がでにくくなります。この場合は乳房にしこりがあって痛みを感じますが、乳腺に炎症を起こすこともあるので注意が必要です。
また、ホルモンの分泌が旨くいかなかったり、疲れや心の悩み、不安定な栄養状態などが原因となり、母乳の分泌そのものが少なくなって、母乳がでにくくなるということもあります。
<施術のポイント>
乳房全体を蒸しタオルなどでよく温め、胸の天けい、乳根、乳中、よう窓、神封などのツボを中心にマッサージをおこないます。ただし、乳房に熱があって激しく痛んだり、乳腺に炎症が起きている場合には、必ず専門医の施術を受けましょう。無理なマッサージは厳禁です。また、乳房に異常があると、前にかがみがちになって首や背中がこりやすくなるので、肩甲骨のまわりの各ツボも指圧するとよいでしょう。
<施術のすすめ方>
○乳根
乳房のはれと痛みをやわらげ、母乳の出をよくする
<位置>
乳房のつけ根の中央あたり、第5肋骨と第6肋骨の間
<施術>
人差し指と中指をそろえて軽く指圧したり、乳房の下のつけ根にそってさすったりする。乳房の張り・痛みをやわらげ、母乳の出をよくする効果があるようです。
○よう窓
胸の痛みと乳房の痛みにとてもよく効く
<位置>
乳房の上のつけ根の中央あたり、第3肋骨と第4肋骨の間。
<施術>
胸の痛みや乳房の痛み、母乳の出が悪いときに用いて効果がある。人差し指と中指をそろえて軽く指圧したり、乳房の上のつけ根に沿ってさすっったりするとよい。
○天けい
乳房の腫れが起きたときここを中心に施術するとよい
<位置>
第4肋骨と第5肋骨の間で、乳房のつけ根の脇の下側、乳首の真横あたり
<施術>乳房のはれにとてもよく効くツボ。人差し指と中指をそろえて軽く指圧したり、乳房の脇にそってさするとよい。
○母乳の出をよくするマッサージ
母乳の出をよくするマッサージをおこなうときは、あらかじめ温めたタオルで乳房全体を覆うなどして10~15分ほど温湿布します。
温湿布がすんだらお客を仰向けに寝かせ、乳房のまわりの各ツボをポイントにしてマッサージをおこないます。大まかには、乳房の上と下にそれぞれ半円をえがくようにして、手のひらでマッサージし、次に乳房の裾から乳頭に向かってなでもむようにします。それから乳頭を刺激し、背中のマッサージも加えます。sと陽時間は、温湿布の時間も含めて20~30分ぐらいが適当です。
①乳房のふくらみの裾の部分を手のひらでマッサージ。左右の手でそれぞれ数回、半円を描くようにおこなう。。それがすんだら乳頭の方向へ向かって乳房のふくらみを集めるようになです。
②乳頭の方向へ向かって乳房のふくらみを集めるようにしてなでるときは、同時にわきの下や乳房の外側などもていねいになでる。それがすんだら次は両手で軽く乳房のふくらみをもむ
③親指と人差し指で乳頭をつまんでもみ、引っ張ったり振動させたりして刺激を加える。乳頭がすんだら乳房全体を振動させる
④乳房の施術がすんだらお客の体を横向きにして背中を軽くさすってマッサージを終える。①~④を、片方の乳房のマッサージ1回分の基本手順とし、これを療法におこなうようです。