今回は大腸ポリープについて紹介したいと思います(^-^)
○直径2㎝以上のポリープはがん化している可能性大
大腸の粘膜面病変を総称して、大腸ポリープといいます。ポリープには、がんに変化しやすいものがあります。きのこ状のものでも直径2cm以上のポリープは、多くががん化しています。また、ポリープが100個以上も存在する状態をポリポーシスといい、これもタイプによってはがん化が心配されます。
○便潜血の定期的な検査でこまめにポリープチェックを
初期の小さなポリープでは、ほとんど症状はありません。直径10mmを超えると、3割以上の確率で便に潜血反応がでていないか、年に1回は便潜血の検査を受けるようにしたいものです。
○小さなポリープの扱いは医療機関によって異なる
腫瘍性ポリープが発見された場合は、6mm以上であれば施術が行われます。
内視鏡にループ状のワイヤーが出るカテーテルを挿入し、ポリープにワイヤーをかけて高周波電流を流します。それによってポリープを焼き切る施術法で「ポリペクトミー」と呼ばれています。
非腫瘍性ポリープ、とくに直径5mm以下の隆起型非腫瘍性ポリープについては、どの程度まで、ポリペクトミーの施術対象にするか、医療機関によって見解が分かれます。
現在は、5mm以下のポリープであれば、ポリペクトミーは行わずに、生検か経過観察で診断を行うという医療機関がおおいようです。
なお、ポリオエクトミーの処置を行った場合は、1~2日は出血の危険があるため、入院が原則です。