今回は高血圧症について紹介したいと思います(^-^)
<症状>最高血圧が140mHg以上、ないし最低血圧が90mHg以上の状態が持続的にみられ、ときとして、のぼせや全身のだるさをかんじるなどの症状がみられます。
肩こりや頭痛、イライラ完などを訴えるケースもみられますが、かなり症状が進むまで自覚症状がないことも多いようです。
<施術のポイント>
激しいめまいや頭痛、手元のしびれ、吐き気、胸の痛みなどがある場合は、必ず専門医のch両を受けることが大切です。それから以外の継続的なだるさ、のぼせ、首や肩こりなどについては、ひとつひとつ症状別のツボ施術をおこないます。
○合谷
親指で強めに指圧して不快感・無気力感を解消
<位置>手の甲側で、親指と人差し指のつけ根の間。
<施術>施術者はお客の手首を片手で支え、もう一方の手でお客と握手するように手の甲へ親指を食いこませて強めに押す。だるさ・頭痛・頭重といった不快感、無気力感をやわらげるほか、高血圧による眼底出血の施術にも用いられる。
なかでもまず第一には、後頭部のむくみや首などのこりをぐすことがポイントになります。そして第二には、手や足の冷えを防ぎ、上半身ばかりがのぼせないようにすることです。
したがって、頭部の百会、首の天柱、天てい、手の内関、合谷、足の三里、内湧泉などが重要なツボとなります。また、そのほかにも肩井、背中のけついんゆまでと、腹部の大巨など、施術効果のあるツボがいくつかあります。
<施術のすすめ方>
○百会
頭痛・頭重などの症状にはまずこのツボを
<位置>両耳をまっすぐ上がった線と眉間の中心から上がった線が交差する、頭のてっぺん。
<施術>施術者はお客の頭を両手でかかえ込み、左右の親指で静かにツボを指圧する。これによって、全身の不快な症状がやわらいでくる。とくに頭痛や頭重などをともなう症状に効果的です。
○内湧泉
こぶしでくり返したたくと血圧を下げる効果がある
<位置>足の裏、親指のつけ根のふくらみの、かかと寄りのくぼみ
<施術>こぶしで左右交互に軽く100回ずつほどたたくと血圧を下げるのに有効。施術者はお客をうつ伏せに寝かせ、足の裏を出させる。お客が自分で椅子に座っておこなってもよい。また、これと隣にある湧泉を親指でしっかり押したり、もんだりすると血行がよくなるようです。
今回は糖尿病について紹介したいと思います(*^_^*)
<症状>
なんとなくからだがだるく疲れやすい、きちんと食事をしているのにやせてきた、尿の量が多い、のどがかわきやすいなどが、糖尿病の典型的な症状としてあげられます。
膵臓から分泌されるいんすりんが十分でないときに、体内の当分がエネルギー源としてうまく働かなくなって起こりますが、その原因は膵臓疾患のみならず、過度の飲酒や疲労、肥満、ストレスなど、さまざまです。
<施術のポイント>
残念ながら、ツボ療法では直接的にインスリンの分泌を促進することはできません、したがって、ここでは糖尿病にともなう諸症状の緩和と、膵臓の動きを正常化させることが施術の目的となります。まず、膵臓の働きを高めるために脾ゆうを指圧します。足の三陰交、地機などの指圧も効果があります。内蔵機能の促進のためには、肝ゆから胃ゆ、腎ゆにかけてと、中かんから天枢、大巨にかけての指圧も行います。全身のだるさ、ぼんやりとした感じには首の天柱の指圧を、手足のだるさには曲池、陰陵泉、足の三里などの指圧をします。
<施術のすすめ方>
○脾ゆ
膵臓の働きを高め糖尿病の症状をやわらげる大切なツボ
<位置>
背中の上下真ん中ぐらい、背骨の両側あたり。
<施術>
お客をうつ伏せにねかせ、施術者は両手で背中に手のひらをつき、左右のツボを親指で同時にやや力をこめて押す。これは膵臓の働きを高め、糖尿病の症状をやわらげる。すぐ下の胃ゆもあわせて指圧すると、胃の働きも整い、より効果的。
○天枢
消化器系と泌尿器系それぞれの機能を促進する効果がある
<位置>
おへその両脇から指幅2本分ほど外側
<施術>お客を仰向けに寝かせ、両手の人差し指・中指・薬指をそろえて左右のツボを同時に、腹部の脂肪が軽くへこむ程度に指圧する。これにより消化経と泌尿器系の機能促進に効果があらわれる。頻尿・多尿の際は、近くの水分・水道に指圧もあわせておこなうとよい。
○曲池
のどの渇きや痛み・不快肝あどによく効くツボ
<位置>
肘の曲がり目の親指側のくぼみ
<施術>
肘をしっかりつかむようにしてツボの位置に親指を当てる。おすときは親指を当てる。押す時は親指の関節を曲げて力をこめる。これは、のどの症状にこうかのあるツボで、糖尿病の症状のひとつであるのどの渇きや、それによるのどの痛み・不快感をやわらげるのに効果がある。
○天柱
糖尿病にともなうぼんやり感と全身のだるさをとる
<位置>
首の後ろの髪の生え際にある、2本の太い筋肉の外側のくぼみ。
<施術>
施術者は、お客の頭を後ろから両手で包み込むようにし、親指でこねるように指圧する。これによって首のこりがほぐれ、血行がよくなって、だるさやぼんやりとした不快感など、糖尿病にともなう全身症状がやわらぐ。
今回は、からだの機能と密接不離な関係がある経路について紹介したいと思います(*^^)v
東洋医学では、人間のからだは六臓六腑からなり、それをめぐるエネルギー調和によって健康が保たれると考えています。
このエネルギーが流れているのが経絡であり、ツボの並ぶ道すじなのです。したがって経絡は六臓六腑それぞれに対応し、その機能に関係しています。
主な経絡と各臓腑の関係は次のとおりです。
○肺経 正確には手の大陰肺経といい、肺の蔵の機能に関係する。
○大腸系 正確には手の陽明大腸経といい、大腸の腑の機能に関係する。
○脾経 正確には足の大陰脾経といい、脾の臓の機能に関係する。
○心経 正確には手の少陰心経といい、心の臓の機能に関係する。
○少腸経 正確には手の太陽小腸経といい、小腸の腑の機能に関係する。
○膀胱経 正確には足の太陽膀胱経といい、膀胱の腑の機能に関係する。
○腎経 正確には足の少陰腎経といい、腎の臓の機能に関係する。
○三焦経 正確には手の小陽三焦経といい、三焦の腑の機能に関係する。
○胆経 正確には足の小陽胆経といい、胆の腑の機能に関係する。
○肝経 正確には足のけつ陰肝経といい、肝の臓の機能に関係する。
今回は白血球数・血液像とは
○白血球数・血液像とは
白血球は主に細菌などの異物から体を守る働きをしており、体内に炎症が起きると数が増えます。
白血球には好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球の5種類があり、血液像とは、それぞれの白血球の割合を%で表わしたものです。
○この検査でわかること
白血球からは、感染症にかかっているかどうか、炎症や腫瘍があるかどうかなどがわかります。また、血液像からその原因がある程度つかめます。
○基準値の範囲
成人は3.0~8.4です。
○要注意と危険な範囲
白血球が基準範囲の上限を超えるか、下限より低い場合は、細菌感染・喫煙・がん・白血病、ウイルス性感染症・再生不良性貧血が疑われます。
ただ、炎症があまりに進行すると異常に減少することもあります。なお、喫煙者では増加します。基準範囲をはずれた場合は再検査を行います。
○精密検査が必要な場合
血液像検査により、特殊な白血球が見られた場合は、疑わしい病気を特定するための精密検査を行います。
○ドクターズアドバイス
血液像による変化を示すと、好中球増加、高酸球増加、高塩基球増加、リンパ球増加、単球増加などがあります。
○精密検査
今回は血清鉄・UIBCについて紹介したいと思います(^◇^)
○血清鉄・UIBCとは
血清中に含まれる鉄の量をいいます。血清中の鉄はトランスフェリンというたんぱく質に結合していますが、体内のトランスフェリンの3分の2は鉄結合していません。
UIBCは、末結合のトランスフェリンと結合できる鉄の量を指します。
○この検査でわかること
体内の鉄の利用状況や造血能力がわかります。両者を併せて診断します。
○基準値の範囲
Feの基準範囲は血清1dLあたり、男性が60~165μg、女性が40~145μgです。UIBCは男女共通で、150~280μg/dL
です。
○要注意と危険な数値
数値が高くても低くても異常が疑われます。Feの減少とUIBCの高値は鉄欠乏性貧血を示します。両方とも低下している場合は感染症が考えられます。
○精密検査が必要な場合
基準範囲を大きくはずれる場合、精密検査を。
○ドクターズアドバイス
Fe値の低下は、
①胃・腸の潰瘍やがん、子宮筋腫などにより体内から大量の血液が失われ、貧血状態になっている
②腸での鉄の吸収が悪い
③偏食によって食事からの鉄の補給が不足している
などの原因が考えられます。関連検査や精密検査で原因を確かめる必要があります。
今回は網赤血球について紹介したいと思います(^◇^)
○網赤血球とは
赤血球は骨髄でつくられるが、血液中に入る前にいくつかの階段を経ます。網赤血球とは、成熟した赤血球の一段前の未熟な赤血球をいいます。
○この検査でわかること
赤血球中にある網赤血球の数から、血液の生産工場である骨髄の状態がわかります。
貧血など、造血機能が関係する病気を調べる大きな手掛かりです。
○基準値の範囲
検査は赤血球に対する網赤血球の比率と網赤血球の絶対数で判定します。基準範囲は0.5~1.8%で、絶対数の基準範囲は3~10μリットルです。自動血球計数器で同時に測定できます。
○要注意と危険な数値
高い数値はなんらかなの原因で赤血球が早く破壊されるために、骨髄での造血機能が亢進していることを示し、溶血性貧血などが疑われます。
低い数値は、造血機能の低下を表し、再生不良性貧血や白血病などが疑われます。
○精密検査が必要な場合
基準範囲の上限を超えた数値、下限より低い数値は精密検査の対象です。
○ドクターズアドバイス
網赤血球の検査は赤血球の検査の単位は、最近、百分率表記に変更されました。以前は千分率という単位をつかっており、この場合は基準範囲も10倍、つまり5~18倍となります。
今回はMCV・MCH・MCHCについて紹介したいと思います(^◇^)
○MCV・MCH・MCHCとは
赤血球数、ヘモグロビン量、ヘマトクリット値の数値を組み合わせて一定の数式で算出する指標で、「赤血球恒数」または「赤血球指標」といいます。
MCV(平均赤血球容積)は、赤血球の体積を表します。
MCH(平均赤血球血色素量)は、色の濃さを表します。
MCHC(平均赤血球色素濃度)は、赤血球容積に対するヘモグロビン量の割合を示します。
○この検査でわかること
MCVは83~99FL、MCHは27~34pg、MCHCは31~36%が基準範囲です。
○ドクターズアドバイス
MCV値が基準範囲内、つまり赤血球一つひとつの容積や色の濃さには異常がなくても、赤血球数が減少すると正球性正色素性貧血が疑われます。正球性正色素性貧血には、溶血性貧血、再生不良性貧血、腎性貧血などがあり、判別するためには精密検査が必要です。
今回はヘマトクリットについて紹介したいと思います(^◇^)
○ヘマトクリットとは
血液全体に占める赤血球の割合をヘマトクリットといいます。血液を遠心分離器にかけて固形成分と血漿にわけ、固形成分の割合を測定します。
○この検査でわかること
ヘマトクリット値は血液の濃さを表しています。数値が低ければ貧血が疑われ、高ければ血液がドロドロで詰まりやすくなっていることを示します。
○基準値の範囲
男性は40.8~47.9%、女性は36.3~43.3%が基準範囲です。妊娠中の女性は、血漿が増加するのでやや低くなります。
○要注意と危険な数値
基準範囲の下限未満、上限超で真性多血症、脱水、ストレスが疑われます。
貧血の多くは鉄欠乏性貧血ですが、まれに、骨髄の異常や腫瘍が原因であることも考えられます。
○精密検査が必要な場合
男性で37%未満、女性で33%未満の場合は貧血の原因を調べる二次検査を受けます。
○ドクターズアドバイス
ヘマトクリット値の増加は、運動、喫煙、脱水、ストレスなどによっても起こります。
一方、現象は貧血を意味します。数値が低い場合は、子宮筋腫、胃・十二指腸潰瘍なごといった体内の出血源がないかごうかを、きちんと調べる必要があります。
今回は血色素について紹介したいと思います(^◇^)
○血色素とは
赤血球に含まれるヘムたんぱく質で、酸素の運搬役を果たしています。赤血球が酸素を運べるのは、ヘムの主成分である「ヘム鉄」が酸素と結びつくからで、血液が酸素を運ぶ力は血色素(ヘモグロビン)の量と比例します。
○この検査でわかること
血液中の血色素濃度を調べることによって、鉄欠乏性貧血などの有無がわかります。
○基準値の範囲
男性と女性で異なります。成人男性は13.9~16.1g/dL、成人女性h12.0~14.5g/dLが基準範囲です。高齢者では、やや下回る場合もあります。
○要注意と危険な数値
基準範囲の下限値より低い場合は貧血と診断され、上限値より高い場合は、真性多血症、赤血球増加症が疑われます。
○精密検査が必要な場合
基準範囲下限値を大きく下回った場合は、どのような血液疾患か、または出血している部位、出血原因を調べる必要があります。
○ドクターズアドバイス
赤血球数が基準範囲内であっても血色素が少ない場合は、鉄欠乏性貧血をまず考えます。貧血の8割は鉄欠乏性貧血で、とりわけ閉経前の女性にはよく見られる病気です。
赤血球のヘムたんぱく質が酸素を細胞に運ぶ量が減るので、疲れやすくなります。
今回は赤血球数について紹介したいと思います(^◇^)
○赤血球数とは
赤血球は肺で受け取った酸素を全身に運び、体内で発生した二酸化炭素を回収して肺に放出する「ガス交換」を行っています。
赤血球数とは、静脈を流れる血液1L中の数をいいます。
○この検査でわかること
血液に含まれる赤血球の数が多すぎれば多血症の診断が、少なければ貧血が疑われますが、貧血の診断は血液関連検査の結果と併せて総合的に行われます。
○基準値の範囲
男性は4.32~5.28、女性は3.89~4.78が基準範囲です。妊娠中の女性は基準範囲内で低めに出ます。
○要注意と危険な数値
基準範囲下限未満の低い数値の低い数値が出た場合は、貧血の原因を調べる必要があります。
○精密検査が必要な場合
貧血の場合は、骨髄での生成が悪いのか、どこかから出血しているのかなどの精密検査が必要になります。
○ドクターズアドバイス
赤血球は骨髄でつねに新しく生産されています。その寿命は約120日です。
寿命のつきた赤血球は、毎日脾臓で壊され、新陳代謝が行われています。赤血球は直径7.5μm、厚さ2μmの、中央がくぼんだ円盤状の形をしています。