今回は、たまにテレビでも耳にする睡眠時無呼吸症候群について書いていきたいと思います(・ω・)ノ
【こんな睡眠障害は呼吸器科の受診をオススメします】
睡眠中に何度も呼吸が止まる病気を睡眠時無呼吸症候群といいます。
これは、気道の閉塞などが原因で、脳と血液中が酸素不足になり、二酸化炭素が増加する病気です!
肥満の人がかかる病気と思われがちですが、やせている人でも気道の閉塞は起こり
最近増えてきていることが指摘されています!
いびき、不眠、日中の眠気、倦怠感、うつ状態などの症状がある人は、睡眠時無呼吸症候群
の可能性があります(・ω・)ノ
放置すると、高血圧症や脳卒中などの合併症を引き起こす事もあります|д゚)
日中は強い眠気のために交通事故などを引き起こしたりすることがありますから
早めに呼吸器科を受診するとよいでしょう(・ω・)ノ
【日本人の死因の第九位を占める肺の慢性炎症性疾患】
慢性閉塞性肺疾患とは、肺気腫・慢性気管支炎・気管支喘息などに代表される肺の慢性炎症性疾患です!
慢性気管支炎と肺気腫の両方を合わせると40歳以上の人口の8.6%が最近の調査でわかってきています(・ω・)ノ
【せき・たん・呼吸困難が代表的な症状】
もっともよくみられる症状は、せき・たん・呼吸困難
です。身体を動かした時に息が切れ、ぜーぜーとのどが鳴ることがあります。
重症になると吸気に比べて呼気が長くなり、口をすぼめて息を吐くようになります!
【根治させるには禁煙しか方法がない】
慢性閉塞性肺疾患の発症、増悪原因は長期にわたる禁煙です!
非禁煙者の場合は、他人の禁煙の煙によるものです。
喫煙者の場合は禁煙が唯一の施術法です(・ω・)ノ
非喫煙者の場合は運動を心掛けます!
【喀痰検査とは】
痰は、呼吸器系の粘膜からしみ出る分泌物です。
その成分に細菌や結核菌、がん細胞が混じっていないかどうかを調べます!
痰を出してもらい、特別な容器に入れます。痰の検査には、細菌検査とがん細胞診
があります!
【この検査でわかること】
喀痰検査とは、痰を採取して、その中にどのような病的な成分が含まれているかを顕微鏡で
観察する検査で、結核菌が検出されれば肺結核、病的な細菌が検出されれば肺炎や気管支肺炎、
悪性細胞が検出されれば肺癌と診断されます(・ω・)ノ
【異常はこんな形であらわれます】
細菌検査では、痰の中の菌を培養で増やし、菌の種類を確認します!
菌の培養には2~3日、結核菌の場合は2か月程かかります!
細胞診検査では、痰の中にがん細胞が検出されるかどうかを調べます(・ω・)ノ
肺炎の原因菌が見つかれば、それに対する施術を行います!
がん細胞がみつかった時には、ただちに精密検査を受け、適切な処置をとります!
今回は気管支鏡検査について書いていきたいと思います!
【気管支鏡】
先端にレンズのついた直径6ミリほどの細長い管w口から気管支まで挿入し
疑わしい部分を直接観察するという検査です!
その他、多量の血痰や喀血がある場合はその止血、気道内異物の吸引
薬の注入、レーザー照射、気管支肺胞洗浄などの施術目的で実施されることもあります。
【この検査でわかること】
気管支に隣接している部分の肺癌が疑われるときの、最終検査として行われています!
肺癌のほか、サルコイドーシス、真菌症といった特殊感染症などの診断を行う事ができます!
【異常はこんな形で現れる】
がんがある場合は、気管の内腔が狭く見えたり、粘膜の表面に凸凹のかたまりや出血が観察されたりします!
今回は胸部CT検査について書いていきたいと思います!
【胸部CT検査とは】
X線を用いた画像診断法のひとつです!
ふつうのX線撮影と原理は同じですが、X線照射で得た情報をコンピューターが処理し
人体を輪切りにしたデジタル画像を作りだすところがCTの大きな特徴です!
そのため、より細かな変化まで把握でき、とりわけ胸部についてはCTだけで病気の見当を
つけることができます。
さらに、最近では一回の息止めでらせん状にすばやく撮影できるヘリカルCTという装置も開発され
威力を発揮しています!
【この検査でわかること】
胸部の水平断面画像により、リンパ節の腫れの有無、縦隔の中の病変
また、病変が肺全体に及ぶ肺疾患ではその病巣の性質まで
知る事ができます!
【異常はこんな形で現れる】
肺癌がある場合は、病変部が淡い白い影として映し出されます!
肺炎では比較的均質な陰影がみられます!
肺気腫では肺胞がつぶれ、肺の中が目の粗いスポンジのように
穴だらけになっています!
今回は呼吸機能検査について書いていきたいと思いますねぇ☆
【呼吸機能検査とは】
肺の容積や、空気を肺に出し入れする換気機能のレベルを調べる検査です!
多くの項目がありますが、一般的に行われているのはスパイロメーターという計測器を用いる検査です!
【この検査でわかること】
呼吸器系疾患の有無、その重症度などを知る事ができます。
◆基準値の範囲
「%肺活量」は80%以上、「1秒率」は70.0%以上が基準範囲となります!
◆要注意と危険な数値
%肺活量が80%未満の場合は肺容積の縮小、あるいは伸展性の低下が考えられます。
一秒率が70%未満の場合は、または肺年齢が実年齢より高い場合は、空気の排出障害
とくに慢性閉塞性肺疾患が疑われます(;´Д`)
%肺活量、1秒率がともに低い数値を示す場合は、混合性換気障害が疑われます!
混合性を示すケースとしては、肺気腫などが挙げられます(・ω・)ノ
【胸部X線検査とは】
胸部X線といえば、スクリーニング検査として一般受付でも健康診断などでも
実施される単純撮影を指します!
これは、胸部に背後からX線を照射し、透過したX線をフィルムに受けるというものです
基本は正面からの撮影ですが、病変部を立体的に把握するために、左右どちらかの
側面から撮影されることもあります!
【この検査でわかること】
肺炎・肺結核・肺癌・肺気腫・胸水・気胸
を初めとする呼吸器疾患の有無、その程度を知る事ができます
また、心拡大も判定できます!
【異常はこんな形で現れる】
X線写真に円形に近い淡い陰影がみられるときは肺癌
境界のぼやけた白い影がみられる時は肺炎や肺結核が疑われます!
気胸では、肺が縮んだ形状で映し出されます☆
今回は実際に「ガス交換」が行われている場である肺の仕組みについて書きます。
といえども実際は肺胞でガス交換が行われています。
肺の中には、直径0.1mmのぶどうの房のような形をした肺胞が隙間なく
詰まっています。肺胞の外側には毛細血管が網の目のように張り巡らされていて、
肺胞内の酸素と毛細血管内の二酸化炭素は、肺胞の壁と毛細血管の壁が融合した
基底膜によって隔てられています。
この膜を通って酸素は毛細血管へ、二酸化炭素は肺胞へと、それぞれの分圧(酸素濃度
の差)に従って移動します。
毛細血管内に入った酸素は血中に取り込まれて全身に運ばれ、肺胞に入った
二酸化炭素は気管支などを通って吐き出されるというわけです。
肺胞の数は、両肺で約3~5億個あります。総表面積は約60㎡と、テニスの
シングルコートの半分ほどにあたる広さで、少なく見積もっても100~200mlほどの
血液のガス交換を一度に行う事が出来ます。
呼吸器のうち、鼻腔から気管支までは空気の通路にあたるため
一般に気道と呼ばれています!
吸い込んだ空気は、気道を通過する間に体温に近い温度まで上げられ、加湿されます!
ほこりの微粒子を吸着し、空気を清浄化するという働きもあります!!
さらに、鼻腔は嗅覚器として、喉頭は発声器としての役割うぃ果たしています( ..)φメモメモ
このように、気道の一部は空気の通り道以外の機能も兼ね備えています!
今回は呼吸器の働きについて書いていきます!
人間は、酸素を体内に取り入れて栄養素を燃焼させ、活動力となるエネルギー
を得ています。その燃焼によって生じる二酸化炭素は、体外に放出しています!
こうした生理現象を「ガス交換」といい、この重要な役割を担っているのが呼吸器です☆
呼吸器は、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺で構成されています。
吸気(鼻や口から吸った空気)は、喉頭、気管、気管支を通って肺に達し、
肺胞の壁の毛細血管を流れる血液に酸素を与える働きがあります(∩´∀`)∩
そして、血液中の二酸化炭素は逆のコースをたどり、外気へ吐き出されます。これが呼気です。
いつも当たり前におこなっている呼吸ですが、文章にするとなかなかややこしいでしょ?
次回は「ガス交換」について細かくわかりやすく書いていきますね~~~(*´▽`*)