
今回は鉄欠乏性貧血を紹介したいと思います(^v^)
○食生活に気を配り、鉄を含む食品を積極的に
鉄欠乏性貧血は、胃切除後や、子宮筋腫などでも起きますが、偏食や過激なダイエット、粗食による栄養不良なども原因となります。
○レバーや肉、魚から吸収のよいヘム鉄をとる
食品中の鉄には、肉や魚など動物性食品に含まれるヘム鉄と、野菜や海藻などに含まれる非ヘム鉄があります。
ヘム鉄は15~25%が吸収されますが、非ヘム鉄の吸収率は2~5%程度です。鉄を十分補うには、植物性食品だけに頼らず動物性食品を中心にしましょう。
成人の鉄所要量は1日あたり男性で10mg、女性で10~12mgですが、鉄欠乏性貧血と診断された場合は、それ以上の摂取が必要です。
○食べ合わせで鉄の吸収を高める
体内での鉄の吸収は、組み合わせた食品の栄養素によって変わります。一度にたくさん食べられない人や苦手な食品がある人は、食べ合わせで鉄を効率よくとりましょう。
●ビタミンCが鉄の吸収を助ける
レバーの唐揚げにレモン果汁をかけたり、魚料理には大根料理を添える。
●たんぱく質と組み合わせる
非ヘム鉄を含む緑黄色野菜や海藻には、肉類や魚介を組み合わせる。
なお、血色素が基準下限値よりも低い場合は食事療法で改善するのは不可能なので、サプリメントの鉄、あるいは医療用の鉄剤内服施術が必要になります。
今回はコレステロールと中性脂肪の働きについて紹介したいと思います(^-^)
コレステロールと中性脂肪は、ともに脂肪成分で、健康の大敵のように思われていますが、本来、私たちの体に欠かせない物質です。
○コレステロールは重要な役割を果たしている
コレステロールは、私たちの体を構成する細胞の膜の成分として欠かせないものです。また、副腎皮質ホルモンや性ホルモンの合成にかかわったり、脂肪分解酵素である胆汁酸の原料になるなど、コレステロールはきわめて重要で多彩な役割を果たしています。
コレステロールは、主として肝臓でつくられているほか、食品からも1日に300~500mg程度を摂取しています。体の中には100~150gほどのコレステロールが存在し、そのうちの約10%が血液中を流れています。
○中性脂肪は貯蔵用のエネルギー源
私たちは、食品から糖質や脂肪を摂取して、それをエネルギー源として活動しています。
食べ過ぎや少ない身体活動などが原因で消費されなかった余分な糖質は、肝臓で代謝されて中性脂肪となり、最終的に肝臓や脂肪細胞に貯蔵されることになります。とくに、腸の周りにたまる脂肪は内蔵脂肪と呼ばれ、ウエスト径を大きくさせます。
中性脂肪のうち、皮下の脂肪細胞に貯蔵されているものを「皮下脂肪」と呼んでいます。
皮下脂肪は、断熱材の役割も果たしています。
○脂質の運搬役「リポたんぱく」とは?
コレステロールも中性脂肪も、血液中に入って全身に運ばれますが、油の仲間ですから、そのままでは水に溶けません。そこで、親水性のリン脂質やたんぱく質の一種であるアポたんぱくに包まれて、血液に溶け込みます。これを「リポたんぱく」といいます。
リポたんぱくは、その大きさや比重によっていくつかの種類に分けられ、それぞれ性格も異なっています。
リポたんぱくのうち、LDLコレステロールは「悪玉コレステロール」、HDLコレステロールは「悪玉コレステロール」といわれています。LDLが血液中に増えすぎると血管に障害を起こすので「悪玉」HDLは増えすぎたLDLを回収するので「悪玉」というわけです。
今回は脂質異常症について紹介したいと思います(^v^)
血液中に含まれる脂肪が基準範囲をはずれている場合を脂質異常症といいます。
○脂質異常症にはいくつもの種類がある
血液中に含まれる脂質は、コレステロールと中性脂肪、遊離脂肪酸、りん脂質に分類されます。また、それを運搬するリポたんぱくにもいくつかのタイプがあります。それらの血液中の脂肪やリポたんぱくの量が多い状態を、「脂肪異常症」と総称しています。
脂質異常症のうち、コレステロールの量が多いケースが「高コレステロール血症」、中性脂肪の量が多いケースが「高中性脂肪血症」です。
また、高コレステロール血症のうち、「悪玉」とされるLDLが特徴的に多い場合は「高LDLコレステロール血症」と呼ぶこともあります。
ひと口に脂質異常症といってもいろいろなタイプがあります。
○低脂値でも状況に応じた対策が必要
血液中の脂質の異常といえば、多くの人が脂質異常症を思い浮かべるのですが、LDLコレステロールや中性脂肪の量が少ない場合にも、その発症の原因を確認し、必要に応じた対策を講じることが大切です。健康や生命活動を維持するためには、コレステロールも中性脂肪も、一定量が必要だからです。
これらの原因には、遺伝性のものの少なくありませんが、肝臓や甲状腺疾患などの異常が隠れているケースもあります。また、栄養不良や極端な偏食など、生活習慣上の問題が原因であるケースもあります。
原因になる疾患があって発症した場合は、まずそれを施術、堤正しなければ、根本的な施術をすることはできません。
「善玉」とされるHDLコレステロールが少ない場合は「低HDLコレステロール血症」といいます。
HDLコレステロールは、血管にたまったコレステロールを運び去る働きをしてくれます。さらに、HDLコレステロールが少ないと中性脂肪が増えることも多く、動脈硬化が進みます。最近は、non-HDLコレステロール、すなわち善玉コレステロールを除いた脂質分の体への悪影響が注目されています。
今回は総コレステロールについて紹介したいと思います(^u^)
○総コレステロールとは
血液中を流れる脂肪は、コレステロール、中性脂肪、遊離脂肪酸、リン脂質に大別できますが、そのうちのコレステロールの量のことを指しています。
○この検査でわかること
基準範囲より高い場合にまず警戒すべきことは、動脈硬化の進行です。
動脈硬化は、虚血性心疾患や脳血管疾患などにつながる症状です。そのほか、肥満、糖尿病、甲状腺機能低下症、家族性高脂血症、吸収障害、低リボたんぱく血症、肝臓障害、甲状腺機能亢進症
○要注意と危険な数値
ストレス、閉経によって、10~20%増加します。
総コレステロール値が高い場合は、LDLが多いために高くなっているのか、それとも、HDLが多いために高くなっているのかで、意味合いは大きく異なってきます。それぞれの項目で判断するのが適切です。
○ドクターズアドバイス
脂質異常症は、動脈硬化を引き起こす大きな要因になります。そのほかにも、糖尿病や高血圧などの病気、喫煙や過剰なストレスの蓄積なども動脈硬化を促進します。悪いことに、それらはかさなりやすく、また重なるほど、動脈硬化が進行しやすくなります。
今回はLDLコレステロールについて紹介したいと思います(^◇^)
○LDLコレステロールとは
コレステロールを多く含むリボたんぱくで、肝臓で合成され、体のすみずみにコレステロールを運んでいます。
○この検査でわかること
基準範囲より高い場合は動脈硬化の進行が考えられ、心筋梗塞などの冠動脈疾患や脳血栓などの脳血管疾患の発症の可能性を示します。
○基準値の範囲
基準範囲は60~119mg/dLです。ただし、冠動脈疾患を起こした人の場合は、その範囲内でも施術対象になることがあります。
○要注意と危険な数値
低値の場合は、血管がもろくなり、脳出血などを起こしやすくなります。高値の場合、高血圧や糖尿病などの動脈硬化危険因子を抱えている人は、施術を受けることが求められます。
とくに、LDLコレステロール値が1800mg/dL以上なら、すみやかに施術を受ける必要があります。
○ドクターズアドバイス
2008年度から開始された特定健診では、LDLコレステロールが採用されました。予防医療の観点から、基準範囲の上限は119mg/dL以下と低めに設定されています。遺伝や食生活との関係が強く、女性では更年期以降で上昇します。
今回はHDLコレステロールについて紹介したいと思います(^v^)
○HDLコレステロールとは
リボたんぱくの一種で、血液中のコレステロールを回収して肝臓へ戻す働きをしています。
○この検査でわかること
数値が高いほど、動脈硬化の危険性が低くなります。
○基準値の範囲
基準範囲の下限値は40mg/dLです。かりに総コレステロール値が少し高いとしても、それがHDLコレステロール値の多さによるものであれば、問題視する必要はありません。
○要注意と危険な数値
HDLコレステロールの場合は、基準範囲より数値が低いと、コレステロールが血管壁に蓄積して、動脈硬化の進行を促進します。低くなる原因は、糖尿病などの病気のほかに、偏った食事、肥満、運動不足、喫煙など、健康上よくない生活習慣もあげられます。なお、HDLコレステロールが100mg/dLを超えた場合は、高コレステロール血症に含まれますが、施術を要するかどうかは医師によって意見が分かれているところです。
○ドクターズアドバイス
総コレステロールーHDLコレステロールはnon-HDLコレステロールが190mg/dL以上であると、動脈硬化が進みやすいとさています。
今回は中性脂肪について紹介したいと思います(^◇^)
○中性脂肪とは
体内の脂肪の中でもっとも多く、その大半はエネルギー源として糖質が貯蔵用に変化したもので、トリグリセリドとも呼ばれます。
○この検査でわかること
数値が高いと、コレステロールの場合と同様に、動脈硬化を促進します。
また、高中性脂肪血症の原因として大きな比重を占める過食、過飲、肥満、運動不足などは、ほかの生活習慣病の引き金にもなるため、それらの病気の発見と診断にもかかわります。
○基準値の範囲
30~149mg/dLを基準範囲とします。
○要注意と危険な数値
血中の中性脂肪値が高くなると、HDLコレステロール値が低くなるという相反関係を示すことがよくあります。
また、1000mg/dL以上になると、急性膵炎を発症しやすくなります。
○精密検査が必要な場合
400mg/dL以上になると、精密検査と積極的な施術が必要です。
○ドクターズアドバイス
中性脂肪はつきやすい場所が人によって違い、皮下脂肪型と内臓脂肪型に分けられます。内臓脂肪型は男性に多く、脂質異常症や糖尿病、高血圧をともないやすいため、要注意です。内臓脂肪型の肥満はおなかが重点的に太るのに対して、皮下脂肪型肥満は太もも中心になります。
今回は高LDLコレステロール値を下げるについて紹介したいと思います(^u^)
○変更された食事処方
高値となった血中LDLコレステロールを減らすためには、食品中のコレステロールの多いものを減らすといった食事指導がなされてきました。ところが、食事中コレステロールの摂取と血中コレステロールの間に明らかな関連がないことから、米国のみならず日本でも、2015年よりこれまで推奨していたコレステロール摂取制限をなくすことになりました。とくに摂取する脂質に焦点を当てる場合、コレステロールだけでなく、脂肪酸のバランスに留意することが大切とされました。
具体的には、伝統的な日本食が動物硬化の悪化予防に有用であることが、わが国の研究で多数示されています。しかし、日本食は、塩、しょうゆといった塩分を多く含む調味料を主体とするため、減塩に留意したうえでの日本食がすすめられます。
○3種類の脂肪
高LDLコレステロール血症の人では、脂肪をいくらとってもよいというわけではありません。
脂肪には大きく分けて次の3つがあります。
●鶏肉の皮、牛肉の脂身、インスタントラーメンやカップ麺などに多く含まれている飽和脂肪酸
●マーガリン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などに多く含まれるコレステロール
高コレステロール血症の方は、より飽和脂肪酸やコレステロールの摂取量に注意する必要があります。日本における摂取実態から、飽和脂肪酸4.5%以上7%未満、トランス脂肪酸の摂取を減らす、コレステロール200mg/日以下を目安としています。
食品にはこれら3種類がさまざまな量で含まれていますので、偏った食事には気をつけましょう。
○植物繊維は、それ自体には栄養価がなく、便として排泄されます。しかし、その途中で腸内でコレステロールを吸着して、一緒に排泄する働きをしてきます。
植物繊維は、腸内で溶ける「水溶性」と、溶けずに排泄される「不溶性」の2つに分類されます。
2つのうちで、コレステロールを排泄する働きをするのは水溶性植物繊維のほうです。不溶性の植物繊維は、腸内環境をよくする働きをします。
肉など脂質の多いものを食べるときも、食物繊維を一緒にとると、脂質の吸収が抑えられますから、必ず野菜などを添えるようにしましょう。
食物繊維は「体内の掃除屋」といわれるように、余分なコレステロールを追い出してくれる頼もしい味方です。
今回は高中性脂肪(トリグリセリド)値を下げるについて紹介したいと思います(^v^)、
○生活習慣の改善が大きな結果をもたらす
甲状腺機能低下症などの病気が原因になって中性脂肪値が高くなっている場合は、その病気の施術が不可欠です。
一方、ほとんどの高中性脂肪血症は食べ過ぎや運動不足、飲酒、肥満などで起きているためには欠かせません。
生活習慣を改善するだけで、高中性脂肪値が下がるケースはよくあります。
○食生活はこうすれば改善できる
摂取エネルギーを適正にすることが大切です。炭水化物や脂肪が多く含まれる食品は高エネルギー食品ですから、その摂取量を適切なエネルギー摂取量です。
○男性は飲酒、女性は甘味に注意する
飲酒が原因で高中性脂肪血症になった人の場合は、禁酒しただけで1カ月もしないうちに数値が下がってきます。これは男性に多い傾向です。
女性に多いのは、お菓子やくだものなどの甘味のとりすぎです。間食やデザートを我慢するだけで、数値が大幅に改善する例がよく見られます。
○運動習慣つける
運動で消費できるエネルギーは思ったほど多くありませんが、毎日運動する習慣があると、エネルギーを蓄積しない体に少しずつ変化していきます。
ウォーキングなどの強すぎない有酸素運動がおすすめです。運動する時間が取れないという人は、できるだけ車やエレベーターをつかわずにあるくことから始めるようにしましょう。目標は、「1日1万歩」です。
今回は低HDLコレステロール血症を改善について紹介したいと思います(^-^)
○総コレステロール値が正常でも安心できない
かりにHDLコレステロール値が基準範囲を下回っていても、総コレステロール値が基準範囲に入っていれば心配する必要はないと考えている人がいますが、それは誤りです。
HDLコレステロール値が低いことは、血管内にある余分なコレステロールを回収する能力が低下していることを意味しています。また、総コレステロール値が低すぎるためというケースもあります。この場合は、LDLコレステロール値が低ければ、動脈硬化が進行する危険性が高いので、しっかりした対応が必要になります。
○動物性脂肪と糖質のとり方に注意する
食事内容を考えるときに第一に心がけたいことは、コレステロールの多い食品をとりすぎないことです。
HDLコレステロール値が低いのですから、食事によって体内に入るコレステロールの量を減らし、血管内でのコレステロールの蓄積を少しでも防ぐことが大切です。コレステロールが多いには、卵黄、霜降りの牛肉、豚ロース肉などで、動物性脂肪が要注意なのです。動物脂肪と植物性脂肪の望ましい摂取比率は1対2です。
次に大切なのは、糖質の摂取量を適切なレベルに抑えることです。糖質のとりすぎは、中性脂肪の増加につながるだけでコレステロールは関係がないように思われがちですが、そうではありません。
これまでの多くの研究では、高中性脂肪血症や肥満、糖尿病など、糖質の摂取との関係の深い病気に、低コレステロール血症の悪化を助長するだけです。ましてや、すでにそのような病気になっている人は、正しい食事療法に取り組む必要があります。
○喫煙者はぜ禁煙を
禁煙がHDLコレステロール値を下げることもわかっています。低HDLコレステロール血症と診断された人は、是非とも禁煙を決意してください。
禁煙が血管を収縮させ、血流を阻害することはよく知られています。それにHDLコレステロールのいっそうの低下が加われば、動脈硬化やそれに起因するさまざまな病気を呼び寄せているようなものです。
次に、飲酒の習慣についてですが、アルコールにはHDLコレステロールを増加させる作用があることがわかっています。ある報告によると、長期間にわたる飲酒習慣がある人のケースで、ビール大びん1本程度で5~10mg/dLの上昇があるそうです。
ただし、飲酒の習慣は脂質異常症の人にはすすめられません。摂取エネルギー過多になって肥満を助長し、プラス面よりマイナス面のほうがずっと大きいのです。