今回は脳波について紹介したいと思います(^-^)
○脳波とは
脳は神経が集中している部分ですが、その神経の活動には、電流がともなっています。それが脳波です。電流がともなって微弱なものですが、変動はかすかに頭皮にも現われます。それをとらえ、グラフのような形に表示する装置が濃波計です。脳波は、脳活動の状態によって大きく変化します。また、脳に障害があるときは異常な波形を示します。
○この検査でわかること
脳波の異常は、疾患の種類によって異なった形で現われます。そこで、検査をしてその波形を得て検討し、疾患の診断に役立てます。
脳波検査は、てんかんや脳血管障害、自己などによる頭部打撲の診断などのときに活用されています。これは、脳死判定にも用いられています。
○ドクターズアドバイス
脳波検査は、一般病室で行なうこともありますが、正式には外部からの電気信号が届かない専用室で行ないます。頭部にペースとで10個以上の電極をとりつけ、安静にして実施します。その状態で脳波の異常がわからない場合は、外部からの刺激を与えて計測することもあります。
今回は脳血管造影検査について紹介したいと思います(*^_^*)
○脳血管造影検査とは
別称「頭部アンギオグラフィー」といいます。脳血管造影は、ほかの検査で脳の異常があると診断されたときに、さらに詳細に調べるために、行なわれます。
造影剤の注入には、手足の動脈からカテーテルを差し込み、首の部分まで先端を到達させます。頭部の動脈に造影剤を注入し、連続的にX線撮影を行なって、脳内に分布する血管の異常を確認します。カテーテル挿入部位には局所麻酔を施します。
○この検査でわかること
血管に生じた以上を、数mm単位で視覚的に確認できます。動脈瘤、脳腫瘍、脳梗塞などの診断に威力を発揮します。
○異常はこんな形で現われる
脳血管造影で確認できた病変の一例を示します。このような形で、病変部のようすがわかります。
細菌はデジタル撮影処理ができるようになり、さらに明瞭な画像を得ることもできます。
○ドクターズアドバイス
脳血管造影に要する時間は、前後の処置を含めて1~2時間です。
局所麻酔をしてから造影剤をカテーテルで注入し、検査に入ります。検査終了後は、カテーテル挿入部分からの出血に注意を払い、安静を保って確実な止血処理をします。
今回は脳血管疾患について紹介したいと思います(^v^)
脳血管疾患は脳の血管が詰まるタイプと、血管が破れて出血を起こすタイプに大別できます。
○動脈硬化が脳梗塞の原因になる
脳の血管が詰まるタイプの脳卒中は、脳梗塞と呼ばれるもので、脳血栓と脳塞栓に分かれます。
脳血栓は、脳の動脈が動脈硬化を起こして内部が狭くなり、硬化部がそのまま閉鎖してしまうものです。
脳血栓や脳塞栓が本格的に起こる前に、その前ぶれとして一過性の脳虚血性発作がおこることもあります。
脳梗塞が起きると、血管の詰まった先に酸素や栄養などとどかなくなり、組織が死んでしまいます。
脳梗塞の原因となる動脈硬化は、不健康な生活習慣や加齢、高血圧の進行などによって促進されます。血管の老化といえる動脈硬化は、60歳以降に多い病気ですが、最近は、脂質異常症や糖尿病の発症が低年齢化しており、動脈硬化の発症年齢も低下しています。
○くも膜下出血は20~30代で発症することもある
脳の血管が破れて起こるタイプの脳卒中を頭蓋内出血といい、脳出血とくも膜下出血に大便されています。
脳出血の原因の大半は、高血圧です。脳血管内につねに高い圧力がかかり続けて、血管がもろくなり、破れて脳内に出血をきたすものです。
出血部位によって、被殻出血、視床出血、皮下出血、橋出血、小脳出血などに分類されています。脳の内部で出血する点は共通していますが、発症部位の違いによって障害の現われ方は異なります。
クモ膜下出血は、脳の表層付近の血管が破れ、血液がくも膜の内側にある隙間に流れ込むものです。くも膜の直下にある細い動脈にこぶができ、それが破裂して起こるケースが大半です。
動脈瘤は、血管壁の構造上弱い部分に血行力学的アンバランスが加わって生じ、さらに血圧の影響を受けてふくらんでしまうものです。中年の人の発症が多く見られます。
くも膜下出血には、もう一つのタイプがあります。それは、脳血管の奇形によるもので、動脈・静脈を問いません。先天的に動脈瘤や異常な血管形成部があり、そこが破れてしまうものです。先天性ですので、発症は高齢者とは限りません。20~30代の人でもクモ膜下出血を起こします。発症数そのものが多いわけではありませんが、くも膜下出血は高齢者の病気とは限らないのです。
○発症要因はほかの生活習慣病と重なっている
脳卒中の発症原因については、動脈硬化、高血圧など、個々の要因がかなりわかってきています。が、未解明の部分がまだ多いのが現状です。ただ、加齢が大きな発症条件になることは確かです。
そのほか、脳卒中を起こしやすいのは次のようです。
①大量の飲酒を毎日のようにしている人
②摂取エネルギーの多すぎる人
③ヘビースモーカー
④ストレスの多い生活をしている人
このように見てみると、生活習慣病になりやすい人と、かさなり重なっていることがわかります。
今回は脳血管の異常や病気について紹介したいと思います(^u^)
脳は、私たちの生命活動をつかさどる重要な器官です。異常や病気があったら、原因を正しく究明して最高度の施術をすぐに始めることが必要です。
○発症に見舞われる前に脳ドックで検査を
脳卒中は、突然病変が起きてしまって病院へ搬送されるというケースが圧倒的に多く、半身まひなどの後遺症で苦労したり、突然死に至ったりする例が珍しくありません。
発症の前兆となるめまいや頭痛などがあっても、かぜや疲れなどと考えて適切な対応がとられないために、大事に至る例がよく見られます。
そんな状況を改善するために、最近、すぐれた検査態勢を整えて脳ドックを開設する医療機関が増えています。脳ドックでの検査の結果、1~数%の割合で脳疾患をもつ人が発見され、梗塞や、出血が起きてしまう前に適切な対応がとられています。
社会的認知の低さや検査費用の問題などのために、脳ドックの受診率はあまり高いものではありませんが、脳ドックの受診率はあまり高いものではありませんが、脳ドック受診が常識的なことになれば、脳血管疾患によって不幸に見舞われる人の数は減少するでしょう。
○脳ドックがめざすものは
脳ドックがめざしているのは、主に次の4点です。
①働き盛りの人に発症しやすいくも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の早期発見
②脳血管内で起こり始めている動脈硬化や狭窄の早期発見
③脳腫瘍の早期発見
④潜在性脳梗塞の発見
早期発見は、疾患の悪化防止や施術の徹底に大きな力を発揮します。
近年いくぶん低下傾向を示している脳出血死亡率と比べ、くも膜下出血の死亡率増加を続けています。その対応策として、脳ドック受診の普及は大切なことです。
脳ドック単独、あるいは人間ドックの一環として各所で実施されていますから、積極的に受けるようにしてください。それが、大事に至らせないための、もっとも確実な対策になります。
○異常が発見された場合の対応は?
脳血管疾患や脳腫瘍などの疾患は、少し休んでいれば治るという性質の病気ではありません。たとえば、脳卒中で損傷を受けた脳の組織は、再生ができないのです。時間が経過するほど、治りにくくなり、また、危険性も増幅します。
脳ドックなどでその指摘を受けたら、すみやかに施術開始即入院というケースもありますが、通院による施術ということも少なくありません。
脳血管疾患の場合は、その際に生活指導が行なわれることが多いはずです。指導内容は、次のようなことが中心になります。
①禁煙する
②大量の飲酒習慣があれば改める
③食事では量と塩分を控える
④心身に過剰なストレスを与えない、ためないようにくふうをする
⑤適度な運動を生活の中に取り入れる。
これらは主に動脈硬化の進行を食い止め、それによって動脈硬化性の脳血管疾患の施術・予防に役立てようというものです。
○最近注目されている無症状候性脳梗塞とは
脳ドックの普及などで、最近注目されてきた疾患があります。無症候性脳梗塞といわれるものです。
その名の通り、自覚症状も発作の前歴もない脳梗塞です。自覚症状がないので、この病気を疑って診察を受けにくる例はほとんどなく、ほかの疾患やドックなどでの画像診断で、偶然発見される人がほとんどです。
調査によって数字に開きがありますが、60歳以上の日本人の10~30%弱の人に見られるといわれています。
無症侯性脳梗塞の大半は、小さな梗塞部が多発するラクナ梗塞という疾患です。動脈硬化をベースとして現われるもので、高血圧がある場合や脳梗塞を起こした家族がいる人の場合は、将来的に本格的な脳梗塞のみならず、脳出血に発展するおそれが強いですから、十分な注意と対策が必要です。
今回は腫瘍の検査について紹介したいと思います(^◇^)
腫瘍にはさまざまなタイプがあり、検査方法も組織検査、細胞診検査、画像検査など多岐にわたります。
○腫瘍マーカー検査とは
体のどこかに腫瘍ができると、血液中や排泄物中にたんぱく質や酵素、ホルモンなどの特別な物質が増えてきます。それが腫瘍マーカーです。
所要の種類や発症部位に特有の物質と、そうではないものがあります。それを検出するのが腫瘍マーカー検査で、腫瘍の発生やその種類、進行度などを判断する手がかりになります。ただ、腫瘍マーカーの数値が高いからといって、腫瘍が確実に存在することを示すものではありません。
また、それだけで腫瘍が良性か悪性かの判断はできませんし、どの臓器にがんができたかを特定することもできません。さらに、がんの場合は、初期は、腫瘍マーカー値は以上を示しません。これは、人によってそれらの物質の存在の有無やレベルが異なるうえ、かりに腫瘍ができていたとしても、所要マーカーの出現や産生量が一様であるとはいえないからです。
そのため、腫瘍マーカー検査は、各種検査の補助手段として利用されたり、悪性腫瘍の施術効果の判定に用いられるのが一般的です。
○施術中・施術後の経過観察にも役立つ
腫瘍マーカーは、がんの診断や発見に活用されるとともに、施術中・施術後の経過観察にも役立っています。
腫瘍マーカーの産生量に個人差があるとしても、お客個人にとっては意味のある増減をするからです。たとえば、施術している腫瘍にかかわる腫瘍マーカーを継続的に調べ、それが増加傾向にあれば施術効果が出てきていることを、また、低値の一定レベルで安定するか消失すれば完治したことを、それぞれ判断する手がかりとなるからです。
この検査の結果を得て、必要に応じて確定するための各種検査を実施すればよいのです。腫瘍マーカー検査の多くは簡単に実施でき、その意味でも利用価値が大きいです。
今回はCEAについて紹介したいと思います(^u^)
○CEAとは
「がん胎児性抗原」の略称です。胎児の消化器の粘膜組織にもともとある糖たんぱくで、細胞の接着素材になっています。この物質が消化器系腫瘍のあるお客の血液中に多く存在していることから、腫瘍マーカーとして活用されるようになりました。
○この検査でわかること
大腸、胃、肺などに生じるがんがある場合に、高い数値を示すようになります、ただし、ほかの臓器のがんや、肝硬変、肝炎、胃潰瘍などでも高い数値を示すことがあるため、この検査単独で診断を下すことがあるため、この検査単独で診断を下すことはできません。
○要注意と危険な数値
喫煙者では、数値がやや高くなり、上限を超えることもありますが、10ng/mLをこえることはありません。数値が10ng/mLを超えていれば、がんの存在が想定されます。
さらに著しく高い数値の場合は、ほかの臓器への転移も考えられます。
○ドクターズアドバイス
CEA検査で正常値をわずかにこえている場合は、消化器系のがんがあることも考えれれますが、潰瘍など消化器系の良性疾患の場合もあります。そのほか、肺、腎臓、気管支、甲状腺など、別の臓器の疾患が原因である可能性もあります。
今回はAFPについて紹介したいと思います(^-^)
○AFPとは
「α―フェトプロテイン」という血清たんぱくの略称です。
通常、胎児の血液中や妊娠の血液、用水中に存在しています。
健康な成人の血液中に存在はしませんが、肝がんのお客の血液中には多く出てきます。
○この検査でわかること
高い数値を示した場合は、原発性の肝がんが疑われます。
胃がんや肝がんでも高値を示すことがあります。そのほか、肝硬変、肝炎でも数値が高くなることがあり、この検査だけで確定的な診断を下すことはできません。
○基準値の範囲
検査システムによって多少異なりますが、10ng/mLが基準範囲の上限値となります。
○要注意と危険な数値
数値の高さが、必ずしも肝がんの進行度合いを反映しているわけではありません。
100ng/mLを超える場合は、悪性疾患が存在する可能性が高くなります。
○ドクターズアドバイス
慢性肝炎や肝硬変でもAFP値が上昇することがあります。その場合は、施術がよい方向に進んでいれば数値は下がります。
肝炎や肝硬変の施術効果が上がっているにもかかわらずAFP値が上昇を続けている場合は、肝細胞がんの合併が疑われます。
今回はCA19-9を紹介したいと思います(^◇^)
○CA19-9とは
「シリアルルイスA糖鎖」という物質の一種で、消化管や唾液線、膵管、胆管、気管支線、子宮内膜などの細胞にごくわずかに存在しています。その部分にがんができていることが推定できます。なかでも膵臓や胆管、胆のうのがんのときは数値が高くなります。ただし、臓器で生じた、がん以外の疾患でも高い数値を示すことがあり、この検査だけで診断することはできません。
○基準値の範囲
測定法によってことなりますが、一般的な方法では0~37U/mLが基準範囲です。
○要注意と危険な数値
38~99U/mL未満が要注意、それを超えるとがんの確率が高いと一応判断できますが、要注意のレベルでも安心はできません。陰性でも、ほかの検査結果と照合して判断することが必要です。
○ドクターズアドバイス
膵炎や胆石など良性の疾患が原因でCA19-9値が高い場合は、症状が沈下すれば数値も下がります。3~6カ月後に経過観察をして、変化がない、あるいはさらに低下していれば、悪性腫瘍の心配はあまりないと考えてよいでしょう。
今回はCA125について紹介したいと思います(^v^)
○CA125とは
糖たんぱくの一種で、正常な子宮内膜や卵巣のう胞、卵管などでごくわずあkに生産されています。卵巣がんがあると、大量に生産されるようになり、血液中の数値も上昇します。
○この検査でわかること
数値が高いと、婦人科疾患、とくに卵巣がんの発症を推定することができます。
子宮内膜や子宮頚部のがん、そのほかの臓器にできるがん、あるいは良性腫瘍などでも高い数値を示すことがありますから、ほかの検査結果と照らし合わせたうえで診断を行ないます。
○基準値の範囲
37U/mLを基準範囲の上限値としています。ただし、年齢や性差などによって変動があります。
○要注意と危険な数値
100U/mL未満が要注意、それ以上であれば、がんが存在していると推定されます。しかし、この数値だけで判断することはありません。ただ、500U/mLを超えていれば、卵巣がんの確率がきわめてたかくなります。
○ドクターズアドバイス
女性の場合は、CA125の検査数値は全般的に高い傾向があり、月経期には基準範囲を超えて高くなることも普通に見られます。妊娠早期にも上昇しますが、時間とともの戻ります。閉鎖後は男性と同じ低いレベルへと向かいますが、異常な高値なら卵巣がんなどが疑われます。
今回はPSAについて紹介したいと思います(*^_^*)
○PSAとは
前立腺の上皮という組織でつくられる糖たんぱくで、前立腺にがんができると先生量が上昇します。
○この検査でわかること
この糖たんぱくは、前立腺でのみつくられるものなので、PSAの動向は前立腺がんの発症確認に大きく役立ちます。
ただし、前立腺肥大称でも高い数値を示すため、この検査単独で前立腺がんお診断を行なうことはありません。
○基準値の範囲
4ng/mLを基準範囲の上限値とします。
○要注意と危険な数値
基準範囲内であっても前立腺がんが存在しないとはいいきれませんが、基本的には、4.1~9.9ng/mLが要注意レベル、10.0ng.mL以上あると前立腺がんのおそれが高いとみなされます。
がんの進行の度合いに応じて数値が高くなるため、大まかな診断の目安になります。しかし、早期でも高値を示すことがありますから、この検査数値だけを資料にして進行の度合いを判断することはできません。
○ドクターズアドバイス
PSAの基準範囲の上限が日本泌尿器科学会によって年齢別に設定されていmす。50~64歳は3.0ng/mL,65~69歳は3.5ng/mL,70歳以上が4.0ng/mLです。
多くに腫瘍マーカー検査の中で雄一、がんの早期の段階から異常があらわれる検査です。