【日本人の死因の第九位を占める肺の慢性炎症性疾患】
慢性閉塞性肺疾患とは、肺気腫・慢性気管支炎・気管支喘息などに代表される肺の慢性炎症性疾患です!
慢性気管支炎と肺気腫の両方を合わせると40歳以上の人口の8.6%が最近の調査でわかってきています(・ω・)ノ
【せき・たん・呼吸困難が代表的な症状】
もっともよくみられる症状は、せき・たん・呼吸困難
です。身体を動かした時に息が切れ、ぜーぜーとのどが鳴ることがあります。
重症になると吸気に比べて呼気が長くなり、口をすぼめて息を吐くようになります!
【根治させるには禁煙しか方法がない】
慢性閉塞性肺疾患の発症、増悪原因は長期にわたる禁煙です!
非禁煙者の場合は、他人の禁煙の煙によるものです。
喫煙者の場合は禁煙が唯一の施術法です(・ω・)ノ
非喫煙者の場合は運動を心掛けます!
【喀痰検査とは】
痰は、呼吸器系の粘膜からしみ出る分泌物です。
その成分に細菌や結核菌、がん細胞が混じっていないかどうかを調べます!
痰を出してもらい、特別な容器に入れます。痰の検査には、細菌検査とがん細胞診
があります!
【この検査でわかること】
喀痰検査とは、痰を採取して、その中にどのような病的な成分が含まれているかを顕微鏡で
観察する検査で、結核菌が検出されれば肺結核、病的な細菌が検出されれば肺炎や気管支肺炎、
悪性細胞が検出されれば肺癌と診断されます(・ω・)ノ
【異常はこんな形であらわれます】
細菌検査では、痰の中の菌を培養で増やし、菌の種類を確認します!
菌の培養には2~3日、結核菌の場合は2か月程かかります!
細胞診検査では、痰の中にがん細胞が検出されるかどうかを調べます(・ω・)ノ
肺炎の原因菌が見つかれば、それに対する施術を行います!
がん細胞がみつかった時には、ただちに精密検査を受け、適切な処置をとります!
今回は気管支鏡検査について書いていきたいと思います!
【気管支鏡】
先端にレンズのついた直径6ミリほどの細長い管w口から気管支まで挿入し
疑わしい部分を直接観察するという検査です!
その他、多量の血痰や喀血がある場合はその止血、気道内異物の吸引
薬の注入、レーザー照射、気管支肺胞洗浄などの施術目的で実施されることもあります。
【この検査でわかること】
気管支に隣接している部分の肺癌が疑われるときの、最終検査として行われています!
肺癌のほか、サルコイドーシス、真菌症といった特殊感染症などの診断を行う事ができます!
【異常はこんな形で現れる】
がんがある場合は、気管の内腔が狭く見えたり、粘膜の表面に凸凹のかたまりや出血が観察されたりします!
今回は胸部CT検査について書いていきたいと思います!
【胸部CT検査とは】
X線を用いた画像診断法のひとつです!
ふつうのX線撮影と原理は同じですが、X線照射で得た情報をコンピューターが処理し
人体を輪切りにしたデジタル画像を作りだすところがCTの大きな特徴です!
そのため、より細かな変化まで把握でき、とりわけ胸部についてはCTだけで病気の見当を
つけることができます。
さらに、最近では一回の息止めでらせん状にすばやく撮影できるヘリカルCTという装置も開発され
威力を発揮しています!
【この検査でわかること】
胸部の水平断面画像により、リンパ節の腫れの有無、縦隔の中の病変
また、病変が肺全体に及ぶ肺疾患ではその病巣の性質まで
知る事ができます!
【異常はこんな形で現れる】
肺癌がある場合は、病変部が淡い白い影として映し出されます!
肺炎では比較的均質な陰影がみられます!
肺気腫では肺胞がつぶれ、肺の中が目の粗いスポンジのように
穴だらけになっています!
今回は呼吸機能検査について書いていきたいと思いますねぇ☆
【呼吸機能検査とは】
肺の容積や、空気を肺に出し入れする換気機能のレベルを調べる検査です!
多くの項目がありますが、一般的に行われているのはスパイロメーターという計測器を用いる検査です!
【この検査でわかること】
呼吸器系疾患の有無、その重症度などを知る事ができます。
◆基準値の範囲
「%肺活量」は80%以上、「1秒率」は70.0%以上が基準範囲となります!
◆要注意と危険な数値
%肺活量が80%未満の場合は肺容積の縮小、あるいは伸展性の低下が考えられます。
一秒率が70%未満の場合は、または肺年齢が実年齢より高い場合は、空気の排出障害
とくに慢性閉塞性肺疾患が疑われます(;´Д`)
%肺活量、1秒率がともに低い数値を示す場合は、混合性換気障害が疑われます!
混合性を示すケースとしては、肺気腫などが挙げられます(・ω・)ノ
【胸部X線検査とは】
胸部X線といえば、スクリーニング検査として一般受付でも健康診断などでも
実施される単純撮影を指します!
これは、胸部に背後からX線を照射し、透過したX線をフィルムに受けるというものです
基本は正面からの撮影ですが、病変部を立体的に把握するために、左右どちらかの
側面から撮影されることもあります!
【この検査でわかること】
肺炎・肺結核・肺癌・肺気腫・胸水・気胸
を初めとする呼吸器疾患の有無、その程度を知る事ができます
また、心拡大も判定できます!
【異常はこんな形で現れる】
X線写真に円形に近い淡い陰影がみられるときは肺癌
境界のぼやけた白い影がみられる時は肺炎や肺結核が疑われます!
気胸では、肺が縮んだ形状で映し出されます☆
今回は実際に「ガス交換」が行われている場である肺の仕組みについて書きます。
といえども実際は肺胞でガス交換が行われています。
肺の中には、直径0.1mmのぶどうの房のような形をした肺胞が隙間なく
詰まっています。肺胞の外側には毛細血管が網の目のように張り巡らされていて、
肺胞内の酸素と毛細血管内の二酸化炭素は、肺胞の壁と毛細血管の壁が融合した
基底膜によって隔てられています。
この膜を通って酸素は毛細血管へ、二酸化炭素は肺胞へと、それぞれの分圧(酸素濃度
の差)に従って移動します。
毛細血管内に入った酸素は血中に取り込まれて全身に運ばれ、肺胞に入った
二酸化炭素は気管支などを通って吐き出されるというわけです。
肺胞の数は、両肺で約3~5億個あります。総表面積は約60㎡と、テニスの
シングルコートの半分ほどにあたる広さで、少なく見積もっても100~200mlほどの
血液のガス交換を一度に行う事が出来ます。
呼吸器のうち、鼻腔から気管支までは空気の通路にあたるため
一般に気道と呼ばれています!
吸い込んだ空気は、気道を通過する間に体温に近い温度まで上げられ、加湿されます!
ほこりの微粒子を吸着し、空気を清浄化するという働きもあります!!
さらに、鼻腔は嗅覚器として、喉頭は発声器としての役割うぃ果たしています( ..)φメモメモ
このように、気道の一部は空気の通り道以外の機能も兼ね備えています!
今回は呼吸器の働きについて書いていきます!
人間は、酸素を体内に取り入れて栄養素を燃焼させ、活動力となるエネルギー
を得ています。その燃焼によって生じる二酸化炭素は、体外に放出しています!
こうした生理現象を「ガス交換」といい、この重要な役割を担っているのが呼吸器です☆
呼吸器は、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺で構成されています。
吸気(鼻や口から吸った空気)は、喉頭、気管、気管支を通って肺に達し、
肺胞の壁の毛細血管を流れる血液に酸素を与える働きがあります(∩´∀`)∩
そして、血液中の二酸化炭素は逆のコースをたどり、外気へ吐き出されます。これが呼気です。
いつも当たり前におこなっている呼吸ですが、文章にするとなかなかややこしいでしょ?
次回は「ガス交換」について細かくわかりやすく書いていきますね~~~(*´▽`*)
【甲状腺機能低下症】
甲状腺ホルオン不足からさまざな症状が起こります!
甲状腺ホルモンが減少する理由としては、下垂体前葉の機能低下や
甲状腺炎による場合もありますが、実際には多くが原因不明です|д゚)
機能低下が著しく進んで、皮膚の下部の真皮にむくみが起きる場合を粘液水腫といいます!
【寒気や体重増加、むくみなど、機能亢進症とは逆の症状が起こる】
甲状腺は同じように腫れますが、自覚症状は機能亢進症と正反対の形であらわれます!
寒がりになり、汗は少なくなるほか、体重は増加して便秘気味になります((+_+))
思考力が鈍ったり、気力が低下して一日中うつらうつらしていることもあります!
多くの場合、全身にむくみを生じます!
【内科的施術によるホルモンの投与が欠かせない】
不足する甲状腺ホルモンを補給する内科療法が主になります!
長期にわたってホルモン療法が必要になりますが、ホルモン療法が
ホルモン投与によって不快な症状は比較的早く軽減されます!
※甲状腺が大きくなる病気には、慢性甲状腺炎や甲状腺腫瘍などがあります
慢性甲状腺炎では、甲状腺が徐々に腫れて固くなります|д゚)
甲状腺腫瘍では、腫れが大きくなると気管が圧迫されることもあります((+_+))
そんな時は専門医の施術をうけましょう☆