
今回は肝炎、肝硬変、肝がんについて紹介したいと思います(^◇^)
○はじめの自覚症状ははっきりしないことが多い
急性肝炎という名称の印象からか、症状が激しいもののように思われがちですが、発症当初の自覚症状は、風邪に似ており、発熱、食欲低下、吐き気、嘔吐などが主な症状です。
1週間ほどすると黄疸症状がでることがあります。この黄疸が、かぜか急性肝炎かの判断素材になります。
チェックポイントは「尿」で、黄疸が現われる数日前から、尿の色が濃褐色になります。「まるでビールのようだ」などと表現されることがありますが、泡も黄色みを帯びる点が違います。ふつうのかぜでは、泡まで黄色くなることはありません。
「かぜかな」と思わせる症状が出て、さらに尿の異変に気づいたら、安静を心がけるとともに医師の診断の診察を受けることが大切です。
ただ、症状の程度はまちまちです。ごく軽いまま経過する場合もありますが、きわめて重症な劇症肝炎では公費対象となり、入院による集中施術で命を取りとめなくてはまりません。
○急性肝炎は慢性化することがある
ウイルス性の肝炎が6ヵ月以上にわたって継続している場合は、慢性肝炎と診断されます。なかでも慢性化しやすいのはC型肝炎で、次がB型肝炎です。A型肝炎は急性肝炎のみで、慢性化はしません。
ウイルス以外では、アルコール、薬物、自己免疫、代謝異常などでも、慢性肝炎を引き起こしやすくなります。
慢性肝炎を放置すると、肝硬変に進んでしまいます。肝硬変は、肝細胞が破壊され、線維化して肝臓全体が縮んで硬くなるものです。それでも、肝臓としての機能をはたしているうちは自覚症状が現れません。しかも、肝細胞が破壊されているためにAST・ALTの検査値が慢性肝炎よりも低くなる点が落とし穴です。
今回はウイルス性肝炎について紹介したいと思います(^-^)
○肝炎の多くはウイルス性の肝炎
ウイルス性肝炎は以前はA型とB型が知られていました。それ以外は非A、非B型として扱われていましたが、1989年にC型ウイルスが発見されて以来、急速に研究が進み、現在ではD、E、G型も確認されています。
急性肝炎には、ウイルス性肝炎のほかに、飲酒によるアルコール性肝炎のほかに、飲酒によるアルコール性肝炎や薬物による薬剤性の肝障害、自己免疫性肝炎などがありますが、圧倒的に多いのはウイルス性のものです。肝がんの原因の90パーセント以上が、B型、C型肝炎ウイルスです。
肝炎のお客さんのついて「酒の飲みすぎか?」などと言うのは、的外れのことが多いです。
○肝炎ウイルスはどんな経路で感染するか
ウイルス性肝炎で問題なのは、その感染経路です。
A型肝炎で問題なのは、その感染経路、つまり食べ物や飲料水を通じての感染です。これは、A型肝炎ウイルスが主として便の中にいるためです。近年は、環境衛生や個人の衛星観念が向上してきたため、わが国では感染者が減少してきています。
B型肝炎ウイルスは、主に血液や体液を介して感染します。以前は輸血が原因になりましたが、現在はスクリーニング検査をして感染している血液は除外しているため、ほとんどみられなくなりました。ウイルスを保有する母親から新生児への母子感染も、予防法が確立したことで激減しています。現在増加しているには、性交渉によって感染するケースです。感染しないためには、コンドームの使用が必要です。
C型肝炎は、輸血による感染が圧倒的に多かったのですが、対策が徹底しているため、輸血による感染はほぼ予防できるようになりました。それ以外の原因として、予防接種の注射針がつかない捨てでなかった時代には、注射針を通して感染者から伝染した時代には、注射針を通して感染者から伝染したこともあります。性交渉で感染することはごくまれにしかありません。また、母子感染の確率も低いとされています。
D、E型肝炎はではあまり見られません。D型肝炎は比較的にまれで、B型肝炎ウイルスと併存します。E型肝炎は経口感染でやや増加しています。
今回は腹部血管造影検査を紹介したいと思います(^◇^)
○腹部血管造影検査とは
肝臓や消化器などの動脈血管を重点的に調べるもので、腹部動脈造影検査を重点的に調べるもので、腹部動脈造影検査とも呼んでいます。
造影剤を注入するカテーテルは、足の付け根の鼠径部から大腿動脈に挿入し、適切な場所まで押し入れてきます。そこで造影剤を注入し、コンピューター画像化して、写真撮影を行います。
腫瘍など見つかれば、薬を直接注入し、施術することも可能です。
○この検査でわかること
動脈の形状的な異常から、腫瘍の有無や良性・悪性の判別、病気は、肝、胆管、胆のう、膵臓などのがん、消化管出血などです。場合によっては施術を行うことができます。
○異常はこんな形で現われる
腫瘍部で血流が豊富になるので、画像上では血管が固まったように見えます。
そのほかに、出血の状態や血管の位置などの異常も明瞭に観察できます。
○ドクターズアドバイス
検査後は、カテーテルを抜いた部分から出血する危険性があるため、丸一日はベッドの上で安静にしていなければなりません。
そのときは、感染を予防する意味で、抗菌薬点滴も行われます。
今回はERCP・MRCP検査を紹介したいと思います(^◇^)
○ERCP・MRCP検査とは
ERCPは、「内視鏡的逆行性胆管膵管造影」の省略です。
口から内視鏡を挿入し、十二指腸のファーター乳頭から胆汁の流れと逆行する形で造影剤を注入し、X線画像を得ます。
また、総胆管結石をカテーテルを用いて取り出す施術もできます。
MPCPは、内視鏡や造影剤を用いずに、MRIを利用して胆管や膵管の画像を得るものです。
MRI装置の進歩によって、従来はあまり得意ではなかった胆管や膵管の画像を得るものです。
MRI装置の進歩によって、従来はあんまり得意ではなかった胆管や膵管の映出能力が上向し、ERCPに近い映像が得られるようになりました。
ERCPに比べて、お客の負担がきわめて小さいという利点があります。
○この検査でわかること
肝臓、胆道、膵臓の悪性腫瘍の診断ができるほか、総胆管結石など黄疸の原因となる疾患や慢性膵炎の診断などにも利用されます。
○異常はこんな形で現れる
画像上に胆管、膵管の狭窄や中断といった異常があれば、その部分にがん、または閉塞性の疾患が生じていることがわかります。
○ドクターズアドバイス
ERCP検査は、通常は入院して行ないます。当日の朝から絶食します。検査時間は30分前後で、終了後は2~3時間、安静にします。検査による合併症として急性膵炎があるため、それが生じていないかを確認するまで、さらに絶食が必要です。
今回はDIC検査について紹介したいと思います(^-^)
○DIC検査とは
胆道のX線造影検査の一つで、造影剤を点滴で40分ほどかけて静脈に注入するという手法によるものです。
DICは「静脈性胆道造影」の略称です。
造影剤は静脈血とともに肝臓に取り込まれ、胆汁とともの胆管に排出されますから、それをとらえて撮影します。
造影剤の注入法として、造影剤を飲む方法もあります。「経口胆道造影」と呼んでいます。腸で吸収された造影剤が胆道に排出されるのを待って、X線撮影を行います。
DICは胆管の造影に適している一方、経口法は、造影剤が胆のうに濃縮されやすいため、胆のう検査に適しています。
○この検査でわかること
胆道や胆のうの悪性腫瘍、総胆管結石、胆石、胆のうポリープなどのほか、膵がんの診断に役立ちます。
○異常はこんな形で現われます。
病変部は造影剤の陰影が欠損します。また、疾患ごとに特徴のある形状が得られます。
○ドクターズアドバイス
DIC検査をする場合は、前日は夜8時までに夕食をすませ、当日は朝から絶食します。
検査中に服用や点滴で造影剤などの投与が行われます。
検査時間はだいたい1時間で、その間にさまざまな体位での撮影が行われます。
今回は、上腹部CT・MRI検査について紹介したいと思います(^-^)
○CT・MRI検査とは
CTは「コンピュター断層撮影」の省略、MRIは「磁気共鳴断層撮影」の省略です。どちらも寝ているだけの検査方法です。CTはX線を利用しますが、健康への悪影響については、繰り返し受けなければ問題ありません。ただし、妊娠している人は医師と相談してください。
○この検査でわかること
CTでは体の横断面の画像が得られ、MRIではどのような方向からの断面画像でも得ることができます。
CTとMRIにはそれぞれ得意、不得意が多少ありますが、基本的には管状臓器以外なら、形態的な異常を映し出すことができます。肝臓およびその周辺に限定しても、肝がん、胆道がん、膵がん、胆石、肝硬変、脂肪肝、腹水など、多くの病気が発見できます。
○ドクターズアドバイス
腫瘍らしき病変がある場合は、通常のCT・MRI検査では診断しきれないことがあります。そのようなときは、造影剤がどのように集まるか、その集中の度合いを見て判定することがあります。肝がん、肝血管腫の診断にはよく用いられる方法です。
今回は上腹部超音波検査について紹介したいと思います(^-^)
○超音波検査とは
体を傷つけることなく内部のようすがわかるため、お客の負担もほとんどありません。
○この検査でわかること
腫瘍や胆石などの形態的な異常をとらえることができます。
上腹部超音波検査は、肝臓のほか、胆のう、膵臓、脾臓、腎臓などの臓器、腹部のリンパ節検査に向いています。
胃腸などの管状の臓器については、超音波の反響が拡散、重複するため、不得意です。
○異常はこんな形で現れる
腫瘍は薄い白い形で、胆石はそれよりはっきりした白い形で、胆石はそれよりはっきりした白い形の像として見られます。
胆石の場合は、その像の後方に黒い影が伸びます。
最近では画像化技術が進歩し、たとえば2mm程度の胆石でも発見が可能です。なお、ポリープも白く見えますが、音響陰影はみられません。
○ドクターズアドバイス
上腹部超音波検査を受ける場合、前日の夜9時以降の飲食は水やお茶を除いて禁止となります。
腸にガスがたまっていると画像が映りにくくなります。
また、太っている人では、皮下脂肪がじゃまをして、臓器が見えにくくなります。
今回はHCV抗体を紹介したいと思います(^-^)
○HCV抗体とは
HCVは、「C型肝炎ウイルス」の省略です。これに感染すると、体内に生産される抗体がHCV抗体です。
ただし、この抗体があるからといって、C型肝炎に対する免疫ができてるとはいえません。
○この検査でわかること
C型肝炎ウイルスの感染の有無がわかります。
○検査結果の判定
陰性なら、C型肝炎の感染症は否定されます。ただし、HCV抗体は感染から1カ月ほど経過しないと陽性反応が出ませんから、感染直後に検査した場合は、陰性となることがあります。
HCV抗体が陽性の場合は、これまでにC型肝炎ウイルスに感染したことを意味します。
現在、体内にウイルスが存在するかどうかは、HCV-RNA検査を行って確認します。
HCV抗体が陽性で、AST・ALTが高値の場合は、C型肝炎である可能性が高いと考えられます。
ウイルスには6つのタイプがあります。そのタイプによってインターフェロモン施術の反応も変わってきますので、C型肝炎と分かった場合は、そのタイプ検索を行います。
○関連検査
AST・ALTなどの各種肝機能検査、上腹部超音波検査、血小板
○精密検査が必要な場合
C型肝炎が発症すると、その半数前後が慢性肝炎に移行し、やがて肝硬変から肝がんに至ります。その傾向があれば、精密検査を行います。
今回はHBs抗原について紹介したいと思います(^◇^)
○HBs抗原とは
B型肝炎ウイルスは、芯になる粒子の外側を殻が覆うような形をしています。
その殻のようなものえおHBsと呼び、体内では抗体をつくらせる原因物質ですので、HBs抗原と呼んでいます。
それに対して、ウイルスを排除しようと産み出されるものをHBs抗体といいます。
○この検査でわかること
HBs抗原が陽性であれば、B型肝炎ウイルスに感染しています。また、HBsを抗原として産生されるHBs抗体を調べる方法もあります。こちらは感染を防ぐ働きをするものなので、陽性なら、今後も感染が起こらないことをとします。
ただし、B型肝炎ウイルス予防接種でつくられた抗体は、10年ほどで消化します。
○ドクターズアドバイス
主としてHBs抗原・抗体について触れましたが、B型肝炎の検査には、そのほかHBs抗原、HBs抗体など、いくつかの種類があります。その種類と判定法があります。必要に応じていくつかを併せて実施することで、診断の精度を高めます。
今回は、HA抗体を紹介したいと思います(^-^)
○A型肝炎とは
A型肝炎ウイルスに感染したときにできる抗体です。
A型肝炎ウイルスに感染すると、まずIgM型HA抗体が現れます。
○この検査でわかること
A型肝炎ウイルスの感染の有無がわかります。IgM型が陽性の場合はその時点で感染していることが、IgG型が陽性の場合は過去に感染したことが、それぞれ判明します。
○検査結果の判定
この検査は、陰性か陽性かで判定します。
つまり、A型肝炎ウイルスに感染していなければ陰性、現在あるいは過去に感染の事実があれば陽性となります。
○ドクターズアドバイス
発展途上国へ行く場合は、A型肝炎ウイルスに感染するおそれがありますから、生ものや生水、氷などを口にしないように気をつけましょう。長期滞在の予定がある人は、HAワクチンを受けておきましょう。なお、A型肝炎ウイルスの潜伏期間は2~6週間です。